学校に行かない選択肢を支えること 1
- miki kudo
- 2022年7月1日
- 読了時間: 2分
6月29日天童市教育委員会教育長を訪問しました。
目的は2つ。
○連携の視点からフリースクールの紹介を学校、委員会として行ってほしい
○学級ファシリテーション・学校ファシリテーションの研修の推進
天童市や近隣市町村も全国的な流れと同じように不登校児童生徒は増加しています。しかし、
親のマインド:学校にいかせないと
学校に行ってないことは恥ずかしい
学校のマインド:学校でなんとかしないと
他をたよることは、ダメな先生と思われるのでは。頑張ってないとみられ
るかも
などなどの様々な心のハードルもあります。
文部科学省からの通知で民間との連携が挙げられていても、有償になるため一か所だけを強く進めることの問題や、保護者の経済的な負担の課題があります。経済的な負担は今後、市や県全体で考えていく大きなものだと思います。しかし、まずは保護者の方に紹介することをためらわないでほしいということです。学校でなんとかしようと頑張ることでそれが過刺激になる場合もあります。しかし、フリースクールにいけばすべて解決するわけでももちろんありません。
一つの選択肢として、学校、適応指導教室(今後名前がかわりそうですが)、フリースクールの情報を保護者に伝えてほしい。フリースクールに来ることのマイナスイメージを払拭していきたい旨を伝えました。学校以外で学ぶことへの保護者の不安の解消と学校・教員のマインドセットを合わせて進めていかなければならないと考えています。

様々な通知も出ていることから以前のように
「個人の利益にかかわることだから」
という話から一歩進み、これからの課題なども含め共有することができました。とてもありがたいことです。そんな中で「一定期間、無償で受け入れ」の案も提案されました。しかし、無償であることは施設にとって持続可能になりません。だからと言ってあきらめるのではなく、お互いがWIN-WIN-WINになる方法を考えていく。その必要を強く感じました。このことも理解を示していただけたことはとてもありがたいことです。
公立の学校と同じように保護者の負担が0になることは理想です。学校の場合はそこは税金で運営されているわけです。しかし、フリースクールはそこを無償にしては運営ができないのが現状です。よほど大きな経済力のある企業や、資産家でなければ。多くのフリースクールがNPOや社団法人などで運営するのはそういった背景もあります。
今後、行政、教育、民間、医療そして福祉など関連する諸機関が本当の意味で連携し子どもの成長、学びをサポートしていくことを目指して進んでいきたいと思います。
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