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子どもと共に学ぶ(ごぼう2)

「なぜ温泉に産直があるのだろう」

この疑問を解決するために、みんなで見学に行きました。

子どもたちはこの温泉に家族とよく来ていても産直をじっくり見ることはなかったようです。逆に食堂は何度も入って、何がおいしいかよく知っていました。職員の方になぜここに産直があるか、スーパーと何が違うのか、どこから誰が商品を運んでくるのかなど質問をしていきます。ちょうどそこに商品を並べている人が・・・。なかなかインタビューできず、もじもじ・・・。このまま終わるかなと思ったら、普段おとなしいRさんが

「質問してもいいですか。」

と声をだし、最終的には直接商品を納めている農家の人にも話を聞くことができました。(ここでインタビューできるかどうかはとても大きなこと。)


商品の並べ方、ラベル、値段など様々なことを情報として書き込んでいきます。

そろそろ帰ろうという時


「先生。ここの野菜を買ってみんなで食べてみたいです。」

「えー無理でしょ。お金持ってきてないし。」

「先生、買ってください」(笑)←この言葉を出せる子どもたちの思いの強さというかなんというか・・・

そういわれたら買わないわけにいかないです。そこで、子供たちに学級の予算があることを話し、その中から1000円までなら購入可能であることを伝えました。(購入することを想定して予算を組み替えておきました)


収穫期は過ぎ、季節は冬。


並んでいる野菜は根菜がほとんどです。それでも子供たちにとってはとても新鮮。みんなで相談し購入しました。


問題はどうやって食べるか。


根菜なので保存は聞きます。家の人に聞くことももちろんできたのですが、学校評議員で食生活改善普及員の方から以前ごぼうクッキーをいただいたことを思い出した子どもたちは、「食生活改善普及員の〇〇さんに聞いてみよう」と電話をかけ、一緒に調理する約束をしました。


ここまでの段階で私が行ったことは、

 ・学習の広がりを想定する

 ・必要となるであろう予算の組み替え

・事前に、ゆぴあ・〇〇さんに電話をし、学習の経過を説明。

・子どもたちからの電話が可能な時間を確認しておくこと。


食改のみなさんとの調理実習と会食は子どもたちと地域をつなぐ一つのきっかけに。食改の活動を聞いたり、メタボ体操をお教えてもらったり。メタボ体操は家に帰ってお父さんに教えたとか・・・私自身、食改の名称は知っていても、実際の活動についてじっくり話を聞く機会はなかなかなかったので貴重な時間でした。

(このような連携は当時はまだ珍しく、会報にも掲載していただきました。)


なぜ温泉に産直があるのか。見学に行き分かったことから、学びは地域の人と調理を通したかかわり、そしていよいよ発信へ進みます。


画像はゆぴあHPより


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