フルイドスクール誕生の背景
- miki kudo
- 2022年12月8日
- 読了時間: 5分
なぜフリースクールでもなく、オルタナティブスクールでもなく
フルイドスクール
という言葉をわざわざ作ったのか。
これまでフリースクールではなく「free school terra」とすべてアルファベット表記をしてきました。その進化系的にフルイドスクールは生まれました。それは、新しい形のスポーツクラブのようなプログラムをスクールが持つことで、子どもたちが選択できる場にしていきたい。学びも成長も流動的に変化していくというスクールのシステムの話。オルタナティブスクールはそこに通う一部の裕福層の家庭が受けられる「特別なカリキュラム」のイメージから、より「誰でもいろんな選択肢を選びながら」を目指しているので、公教育の範囲に近いかもしれません。
山形は私立の小中学校がありません。かつてあった私立中学校も開校以来定員割れ。義務教育にわざわざ授業料を払って受ける必要がない。そんな地域性があります。ですからフリースクールの月謝もなかなか理解されにくいところがあります。ですから、できるだけ負担のない料金設定はとても大切なポイントになると考えていることと、経済環境により教育格差が生まれていくことをなくしたい。SDGs的にいうと「質の高い教育をみんなに」の目標です。

そして今朝、石川晋さんとの対話の中でお伝えする明確な言葉が見つかったので、そこも付け加えて、一連の流れを忘れないように記録しておきます。今回はかなり長文です。
フリースクール・オルタナティブスクール
恥ずかしながら現職時代はほとんど知りませんでした。イエナプラン、モンテッソーリ教育、シュタイナー学校など言葉は知っていても、深く知ろうとすることはありませんでした。今話題になっているさまざまな教育の話題も知ってる人は知っている。まさにその状況です。その中でもフリースクールは子どもが小さいときのドラマでみて学校に行かない子供たちが過ごす場所ということは頭の中にありました。しかし、当時は「学校に行くのは当たり前でしょ」と思っていた教員だったので
フリースクールはシステムから外れた人が行くところ。
こういうところが増えることは良くない。
真面目にそう思っていました。
不登校と呼ばれる子どもたちの増加に従い、適応指導教室の存在や、フリースクールについての認識が変わっていった一人です。
退職と同時に福岡のオルタナティブスクールのオンラインスタッフをさせていただきました。「オルタナティブ」「フリースクール」この違いをここでようやく認識したわけです。しかし、調べれば調べるほどわからない。漠然とカリキュラムの有無。金額。不登校か学校以外の学びを求めているか・・・。なのですが明確な

基準や認定があるわけでありません。一般的にオルタナティブと言われているところは探究的な独自のプロジェクト中心で、授業料が高額。フリースクールは居場所的な位置づけ。そんな感じでしたので、フリースクールだけど、探究的な学びを組み入れたい。どちらにも属していないのではないか。そんな思いからとりあえずアルファベット表記をしていました。
(勝手に分類しました)
オンラインスタッフを経験しながら、一時は姉妹校を天童、山形にと思っていた気持ちが変わりました。それは先に書いた地域性。目の前の子どもたちの実態(環境)が違う中で、そこにあった学びの場があることがよいのではないかと。もちろん、そういう同じものを提供する場所があってもいい。でも私が行いたいことは目の前の子どもたちと場を、学びをくらしを一緒に作っていくことでした。
今全国各地にあるコンビニ。フリースクールがコンビニのように全国展開されるのではなく、地元の商店街のお店が増えていく。〇〇スクールというのは、商店街の肉屋、八百屋、魚やといったカテゴリーと同じイメージです。同じようなシステムを提供するところがその名称を使う。そのために私には新しい「フルイドスクール」といったカテゴリーを作りました。

カリキュラム的なプログラムは存在するが選択は自由
子どもたちとプログラムテーマを選定
障がい者といわれる子(発達障害も知的もすべて)
ギフテッドという能力を持った子
不登校といわれる子
いわゆる普通に登校している子。
その区別なくごちゃまぜ的に(浦山さんの言葉を借りると)学び合う場。
特別なこのためのものではなく、インクルーシブな「みんなの」居場所であり学び場に育っていったらいいなと思っています。(別記事で思いを書きます)

学校・オルタナティブスクール・フリースクール・フルイドスクール。もっと違う名称がこれから生まれてくるかもしれません。私たちがお店や食べるもの本を選ぶように、学ぶスタイルや場所を子どもたちが選ぶ。その地元の商店が増えていくことがこれから必要なのだと思っています。
地元の商店街とコンビニ。この例えを生み出してくださった石川晋さん。ありがとうございました。
そして・・・やはり一番の問題は運営資金(居場所やフリースクールなどの大きな課題です。)
フリースクール等は、行政からの補助などはありません。スクールに通うご家庭からの月謝で運営しています。できるだけ負担のない金額で子どもたちの豊かな学びの場を設定するために、一般社団法人terraでは、子どもたちの学びや育ちを応援したいという皆様のご支援をお待ちしています。
下記フォームからのお申込みお待ちしております。(手数料を差し引いてお振込みください)
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