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執筆者の写真miki kudo

フリースクールを立ち上げたわけ  学校に行かない選択肢を支える3

先日高校生の年代までの受け入れをスタートするとFBに公開したところ、予想以上の反響をいただきました。これだけニーズがあるのだと改めて気もちを引き締めたところです。ありがとうございます。


今回は改めて私がfree school terraを立ち上げた経緯をお話したいと思います。


free school terraは一人のためにスタートしました。彼女との出会いがスタートです。


というともしかしたら「え?」と思われるかもしれません。


小学校教員だった私は、ホワイトボード・ミーティング®に出会い、ファシリテーションがもっと地域や学校に広がってほしい。そういう思いから認定講師をとり、退職することを決めました。その時に同時にあった思いは、学校以外のまなびの場(探究塾的なもの)を作りたい。フリースクールを立ち上げる選択肢はなかったのです。ただ、学校の外から先生や子どもの学びを支えるポジションを作ろう。という思いでした。



最後の一年と決めた時に福岡のオルタナティブスクール「スタディプレイス」とつながります。4月からオンラインスタッフとしてかかわることになりました。そして、天童にそういった民間の施設がないこと、不登校児童生徒は確実に増えている現実を踏まえ、


いつかは天童にも


と考え始めました。もっとも、増加傾向にあることは現職時代から把握はしていましたが、委員会で設置している「適応指導教室」の存在もあいまいでした。(一度保護者に紹介したことはあります。)



5月ころ、私は友人の娘さんが学校に行けていないことを知ります。オンラインコースと合わせてなにかできるのではと、はじめは自宅で一緒に勉強をする形でスタートしました。

天童校として開校する目標で進んでいましたが、天童校として、同じように展開するにはたくさんのハードルがありました。

それでも、できることからと思い、独自のフリースクール


free school terra


の形で2022年4月~再スタートをきったわけです。たった一人のためにスタート。それでもここに場所を開く意味は大きいと考えています。試行錯誤の日々ですが、必要としている人にfree school terraの存在が伝わることを日々願っています。そしてこうした形で学校の外からサポートすることも今の私の大切なポジションと思っています。公教育の大切さをわかっているからこそともに子供をサポートしたい。


フリースクールを紹介することが、子どもを見捨てると思われるのではないか

学校はもっと頑張らないといけないのではないか

学校に行かせなきゃいけないのではないか

文科省からの通知にも、学校だけで抱えるには限界がきていること、民間との連携をとることが明記されています(2022年6月10日)

全国で同じように活動しいる友人と話すたびに、この場が、「居場所でもあり学びの場」であることの大切さを強く感じています。その思いが今回の高校までの受け入れ拡大のきっかけです。



次号では、free school terraの学びにこめた思いをお伝えします



フリースクールやオルタナティブスクールの設立に関しては補助金などがありません。ですから月謝の形の負担をかけてしまうことがとても心苦しく、躊躇する原因のひとつかもしれません。

まだまだ物資不足のtsunagu。「応援するよ」のお気持ちお待ちしています。








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